ヴァイオレット ・・・つ・・、つかれました。
ヴァイオレット もうダメです一歩も動きたくありませんいっそダルマにでも生まれ変わります!!!
ダンテ ・・・・で、見つかったのか?
ヴァイオレット ・・・うっっ・・・・!
ダンテ ・・なんだ、見つからなかったのか、期待通りの働きだな。
メリーゴーランドで5、6歳児に混じってすっとぼけた顔の馬の造り物に乗って58回ほど探したのにな。
ヴァイオレット しょ、しょうがないでしょう〜〜!!
ダンテが急にぼくに渡すはずだった明日任務でひつよーな天使のコンパクトが見当たらないって言うんですから〜〜!!
ダンテ ・・・・まぁ、もし無くても困るのはお前で、オレは一向に構わないがな。
ヴァイオレット なんだよもぅ、君が無くしたんでしょ!
ダンテも少しは探してください・・!
ダンテ ・・・・ふっ・・探したさ、・・・・0.3秒ぐらい。目で。
ヴァイオレット 探す気なんて毛頭ないってことじゃないですかそれ!
ダンテ 今頃気づいたのか。
ヴァイオレット ・・・ううう〜〜〜・・・!!!!!
ヴァイオレット ・・・ダンテは横で涼しい顔してますけどね、
ぼくってばメリーゴーランドに58回も乗って探してたからもう、平衡感覚すら無くなってるんですからね!
・・・・乗り物酔いが未だに・・・・うっぷ・・!
ダンテ お、おい、間違ってもこっちに向かって吐くんじゃないぞ!!
ヴァイオレット いちおごっくーの主人公的存在ないたいけ系キャラのぼくが仮にもそんなことする訳ないじゃないですか〜・・。
ダンテ ・・・いたいけ系キャラでなく、痛いキャラクターの間違いだ。
あと、主人公でなくただのザコキャラだろう。
前回クリスマスイベントで、お前だけ壁紙になってないのが何よりの証拠だ。
ヴァイオレット あ・・!うう・・!そうでした・・!!!
ど、どうしてぼくだけ壁紙にしてもらえなかったんでしょう!!??
ダンテ ・・・・それは・・、お前みたいな見るからにパッとしないキャラを壁紙にする勇気など無かったんだろう。
もしくはお前に対する関心がもはや無いのか・・。
ヴァイオレット ・・ぼ、ぼくってばこんなに早くも主人公の座のピンチなんですね・・!ううう・・・。
ダンテ ていうかオイ、いつから一体何の主人公になったんだ。
ヴァイオレット ・・え、そ、それはそのー、えーー、と、なんていうか・・ご、極楽地獄の?
ダンテ お前が主人公だとどこかに明記でもしてあるのか?
ヴァイオレット え・・・?・・・・えーと・・・・・(HPちぇっく中)
ヴァイオレット ・・・・・あれ・・っ
ダンテ ・・・・どうだ、書いてなかっただろ。勘違いもはなはだしいな。
ヴァイオレット うっ・・ううう、で、でもぼく、一番登場してるし・・。
ダンテ ただでさえ影が薄いからな。
ヴァイオレット 登場時期も一番早いんですよ。
ダンテ グズキャラのコンセプトにぴったりだったんだろ。
ヴァイオレット なんですかそれー!!
ダンテ ・・・・それよりお前、早速忘れてるみたいだが、そのスッカラカンな頭にこれだけは入れておけよ。
ヴァイオレット ・・・・・な、なんですかもう!!
ダンテ ・・・・明日天使のコンパクトを持って行かなければ、任務遂行不可能つまり任務失敗ということで
罰として某L天使の作った新型遠心分離器の実験台にされるそうだ。
ヴァイオレット え、遠心分離器の実験台って・・・!
・・な、何と何を分離するんですか・・・!!!??
ダンテ ・・・それは自分で考えるんだな。・・いや、いっそ考えない方が幸せか。
ヴァイオレット ・・・や、やめてくださいその言い方。
だいいち無くしたのダンテなんじゃないんですか!?
ダンテ ・・・・まぁ、無くしたとは一言も言っていないんだが。お前がそう思いたいならそれでいい。
ヴァイオレット え・・・・、え?
ダンテ 見当たらないのも当然だろう、コンパクトはすでにジスケリオンのところに預けてあるからな。
ヴァイオレット え、でもダンテ探したんでしょ、コンパクト・・、0.3秒ぐらい・・・・!
ダンテ あれは半分ウソだ、今日はエイプリルフールらしいからな。
ヴァイオレット ・・わーー!なんだよもー!!天使がウソなんてついて良いんですか!
ダンテ まぁ、探したのはコンパクトでなく、オレがお前につけたはずの発信機なんだが。
ヴァイオレット ・・・・・は?なんですかそれ!??ど、どういうことですか!!?
ダンテ ・・・お前、自分の行動に覚えが無いとは言わせないぞ。
10分以内に届けろと言った書類をローザの所に寄ってから届けやがったな。
この前も、任務そっちのけで人間界に行っていただろう。
・・・しかし、昼の短時間の休みに立ち入り禁止区域に入って魔界送りになるはずだった千頭の猪を逃がして
さらに惚れ薬を散乱させる爆弾の爆発騒ぎを起こすとは思わなかったがな。
ヴァイオレット ・・・えへへ。
ダンテ 照れるな!褒めてない!お陰でオレの報告書類の量が50倍に増えたんだぞどうしてくれる!
ヴァイオレット だ、ダンテならどうってことないでしょ。
ダンテ ・・ああ、ルーミネイト様の命令で作成する分の書類にはいくら量があろうとも全く問題はない。
ヴァイオレット ・・・・・・・。
ダンテ だがな、お前のせいで作成しなければならなくなった書類になど、1秒すらもかけたくないんだ、わかるか!!髪一本ほどの労力も費やしてたまるか!!!
ヴァイオレット わ、わかったよ、落ち着いてよ・・・今度ぼくの作った老婆の雄叫び特性弁当あげるからさ。
ダンテ なんだその見るからに腹を壊して1ヶ月は悶え苦しみそうな悪意に満ちた弁当は。
第一お前の弁当は毎回、黒黒しいドロドロした煙なんかがいつもはみ出ているだろう!天界の材料をどう調理したらそうなるんだ!!
お前の弁当の臭いだけで気を失った天使が何人もいることを知らないのか!!
ヴァイオレット ・・・な、なんの話ですかぁ〜、ローザ先輩はおいしい☆・・って食べてくれますよ!
ダンテ ・・・・あ、あいつ・・・、あれを食べたのか、天界で黒い噂の絶えないお前の弁当を・・!
ヴァイオレット ぼくのお弁当はいたって普通です。ただちょっとだけ、毎回工夫をこらしてるんです!
ぼくなりにつまらないお弁当にならないように、色々アレンジしてるだけですよ!
ダンテ ・・・はぁ、もうどうだっていい。
とにかくお前はそこのメリーゴーランドでこいつらと閉園時間まで遊んでいろ。オレは帰る。
ヴァイオレット ・・・・んなっ・・ちょっとま・・・
女の子 おにいちゃん、もっかいメリーゴーランド乗ろうよ。
男の子 おぅー!あとごひゃっかいは乗ってやるぞぉ〜!
男の子 ほらー、お前も来いよーー!!
ヴァイオレット わ・・ちょ・・・押さないでください・・ぼくコンパクトを取りに行かないと・・・!ってわ〜〜、もうダメですって、メリーゴーランドの独特の揺れは無理です〜〜!!
女の子 むらさきいろのお兄ちゃんはこのおうまさんね!
ヴァイオレット ってうわ〜〜、また動き出しました〜〜!!
男の子 ・・・えんしんなんとかきってこれより回るのか!?
ヴァイオレット ・・・・えんしん・・・?・・・・・あーー!!!
と、止めてください、ぼくコンパクト取りに行かないと実験台になっちゃいます・・!!!
女の子 えー、もう止まらないって〜。
男の子 いくじなしだな〜男ならぐじぐじいうなよな〜!
ヴァイオレット ううう・・・!だ、だれか止めて・・・・