☆クリスマストーク☆



ルーミネイト ・・・やぁ、呼んだかい?
ダンテ ルーミネイト様っっっ・・・!!!!!
ローザ あら・・ルーミネイトさま〜
ヴァイオレット る、る、ルーミネイトさ・・い゛てっ
ダンテ いちいち三度も繰り返さなくていいっ。
ヴァイオレット なんだよダンテ〜〜
ローザ ルーミネイトさま、今年もプレゼントくださるの?
ヴァイオレット あ、クリスマスプレゼントでぼくを上級天使に昇格してください〜〜
ダンテ 馬鹿か!
ローザ ヴァイリンはまず中級天使にならないとねぇ〜?
ヴァイオレット ・・う〜〜ぅ。
ルーミネイト ・・そうだなァ・・、ローザには私のお古のドレスを、ダンテには私の肖像絵画を、
ヴァイオには今年一年で伸びた私の髪をあげよう、ほら。
ローザ (・・どんだけ自分大好きなの・・・)
ヴァイオレット か、髪、はぼくいらないです。
ダンテ ・・なんだとっ!ルーミネイト様がわざわざご自分の美しい金髪を下さるっていうんだぞ!!まさか断る気か!?
ヴァイオレット だってダンテじゃあるまいし・・
ダンテ なんだその言い方は!ルーミネイト様は天界の象徴!大天使の鏡!
選りすぐりの天使しか持つことの出来ないその優雅な雰囲気と繊細で美しい指と髪と瞳と顔立ち!!
ヴァイオレット ・・わかったから落ち着こうよダンテ。
ダンテ う、うるさいっ、もともと落ち着いている。
ルーミネイト ・・あぁ、そうだ、これもあったんだ。
ほら、私が創った傑作のブッシュドノエルだ、みんなで食べなさい。
ローザ ・・・・え、遠慮しておきます・・!
ダンテ なにっっ、お前ローザ・・!!
ヴァイオレット なんか変に黒ずんでるし、そもそも形がおかしいよ。
ローザ (コソコソ)ダンテ、ルーミネイト様の手料理食べたこと無いの!??
どんな天使や悪魔でも、3日は仮死状態にさせるという
それはもう恐ろしい効果のある宇宙的天然記念物並のすっごい珍芸術作品なんだから!
ダンテ ・・・・それがどうした。
ローザ ・・・え?
ダンテ ルーミネイト様がくださるものだ、粕1欠片も残さずしゃぶり尽くして当然だろう。
ローザ ・・・あなたって・・
ヴァイオレット ルーミネイトさまー、ケーキは全部ダンテが食べるそうでーす。
ルーミネイト おや、そうか?  ではヴァイオレットとローザの分がないな、もう少し多く作ればよかったかな。
ヴァイオレット ・・いいんですぼくクリスマスに寝込むのいやなんで。
ダンテ ・・お前っ!
ローザ ルーミネイトさま〜、髪もダンテにあげてくださいね♥
それよりルーミネイト様が持ってるクリスマスプディングの材料をわけてください☆
ルーミネイト ああ、いいよ。・・・そうだ、この前ダンテの家にお邪魔した時、キミのサーベルを全部処分しておいたよ。
ダンテ え・・・・・!・・・ええええええっっ!???
ヴァイオレット ・・わーー、あれダンテの宝物コレクションたちなのに、
ローザ すごいことするわねー、ルーミネイトさま、ていうかルーミネイトさましか出来ないことだわ。
ダンテ そ、そ、そそれは、どういうことですかっ!!?
ヴァイオレット ダンテ・・あまりのショックで声がうらがえってるよ、おもしろいけど。
ローザ こら。思っても口にだしちゃわるいでしょ。
ダンテ 貴様らだまってろ!
ルーミネイト ・・・・・・武器はあぶないよ・・・・・・・。
ダンテ ・・・・へ?
ヴァイオレット (ぷっ)いくらダンテでもあんな悲しそうな顔のルーミネイト様に見つめられたら何も言えないっぽいですね。
ダンテ ・・・・・・・・・・・・。
・・・・・で、ですがルーミネイト様、有事の時にあれが無ければ・・、
時々悪魔に成り損ないのグズどもが天界に彷徨ってやってくることもありますし・・
ルーミネイト ・・・・・・私はキミにそんな危ないものを持って欲しくない・・
ダンテ ・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ヴァイオレット (コソコソ)あはは、ダンテがすごく大人しいですよ、ローザ先輩っ!
ローザ (こそこそ)ルーミネイト様のうるんだ目でヒトコトも言い返せないなんて、まるで親に言い含められたちっちゃい子どもみたい☆
ダンテ ・・・その、ルーミネイトさま、私のサーベルたちはどうやって処分なさったんです?
ルーミネイト ああ、上級天使のソクチュアに頼んで天界を照らすイルミネーションの光に変えてもらったよ。
ダンテ ・・・・・・・う。・・・・そ・・・、そうですか・・・
ローザ (さり気に取り戻そうとか思ってたのね、ダンテったら、往生際が悪いんだから。)
ルーミネイト さぁ、天使の城へ行こう、今年も上級天使や元老院たちが素晴らしい催しをしてくれるはずだ。
ヴァイオレット あれ、毎回すごいんですよねー、あれを見るとぼくも早く上級天使になりたくなります。
ローザ そうねぇ〜〜、顔なじみの天使たちとも大勢会えるしね!☆
ヴァイオレット ・・ちょっとダンテ、なに隅っこで落ち込んでるんですか、ほら行くよ。
ダンテ ・・・ばっっ、触るな!
ローザ 何してるのー、今年はダンテが司会でしょ〜、この際に上級天使どもに嫌というほど自分の美貌と存在感をアピールするんでしょー?
ダンテ ・・・はっ!  ・・・・ってなぜそれを知っている。お前オレの独り言を盗み聞きしてたな?
ローザ 何言ってるの、道のど真ん中でいかにも悪そうな笑みを浮かべながら独りでぶつぶつつぶやいてるのが悪いのよ。
ヴァイオレット うわー、ダンテってば悪代官さまみたいですねー
ダンテ ・・・うるさい、いくぞ。
ヴァイオレット ・・なんだよー、さっきまで部屋の隅っこで嘘みたいに大人しくして落ち込んでたくせに。
サーベルのことはもういいのー?
ダンテ ・・・・ふっ、オレが上級天使になれば、そんなものいくらでも取り戻せる、そうさ。・・・・フフフフ。
ヴァイオレット (コソコソ)・・・やっぱり悪代官みたいですね。
ローザ (こそこそ)超ハマリ役ね。
ヴァイオレット それじゃ、ローザ先輩、クリスマス会場に向かいましょう!
ローザ ええ☆  今宵はステキなクリスマスを!