1.はじまり2.暗天3.ハーレム!?4.襲来5.独白6.大切な日常(キャラ投票)
♪極楽地獄7周年メニュ〜♪
ローザ 来たわね〜みんな!
ダンテ なんだここは・・・。
ヴァイオレット わ〜屋台がいっぱい!夜店きらきらですね〜!!
歌天使りんご 天使ハルフェさんたちが協力して人間界の夏祭り・・のようなものを再現して、
みなさんを招待してくださいました。
ダンテ 夏祭りはいいが・・・・この人数でいちいち行動するのか?
ヴァイオレット え?
テッペ ふふーーー何人いるかな??
ピスミ 数えるのもめんどくさいわ。
モリメ にじゅう・・・にんくらい〜たぶん。
ホワイト 本日はお招きありがとうございます。
イエロー ありがとーーー!!
レッド とかいいつつここどこだかよくわかんねえけどさ。
テッペ ここは天使ハルるんたちが作った夏祭り世界だよ〜☆楽しもーねっっ!☆☆
レッド お・・・おう?
モリメ どうしてぇ〜〜〜
ヴァイオレット 幽霊とか!!?
ダンテ いや天界の住人たちだろ。本当に好きだな。幽霊。
ヴァイオレット そ・・そんなことありませんよぉ〜・・・そ、それより!
ここにガイドブックがあるんです。まずは・・・日本のお祭りによくある、金魚すくいとかいうのをやってみませんか?
レッド え、これタダでやっていいって言ってるぜ!?まじかよ!天界サイコー!!
イエロー あっきもやるぅ〜〜
ダンテ しかしよく作ったものだ、この空間。本物の人間界のようだな。
イコン うん。彼らがおもてなししてくれるっていうから来てみたら、
こんなにがんばって作ってくれてたなんてね。
ノルディ でも、大勢の生き物がいすぎて何がなんだかごちゃごちゃしてるじゃない。
一体どれだけの住人を呼び寄せたんだか。
ダンテ 半天使あたりが一番に迷子になるんじゃないのか。
イコン ・・・そういえばレッドたち、さっきまで金魚すくいのお店ではしゃいでたのにいないよ?
ダンテ ・・・はぁ。半天使より先にアイツらか。
ノルディ その半天使クンもいないけど。
ダンテ ・・・・・・・。
オレンジ あ、あんたたちはまだいたんだね、ネイビーとピンクとパープルを見失ってしまってさ・・
ダンテ ・・・・・・・・・。
イコン あ、ダメだよ。今ダンテ帰ろうとしたでしょ。
ダンテ 俺は探さんぞ!一体全員で何人いるかも把握しきれてないのにだな・・・
ノルディ その辺ぶらぶら楽しんでたらそのうち会えるかもね?
ダンテ ・・・・はぁ。
ノルディ ちなみに半天使クンにプラスして、ローザとりんごも見あたらないけど。もうどうでもいいわよね。
ダンテ なにぃっっ・・・・!
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歌天使りんご あら・・ほかの天使たちが見当たらない。
R0 大勢の往来で、はぐれてしまったんでしょうか。
ファーリリナ まあ!みなさまごきげんよう!
歌天使りんご ファーリリナ!
R0 お久しぶりです。
・・またこのメンバーで会えるなんて。
歌天使りんご ファーリリナ・・・浴衣姿綺麗。
R0 みんな浴衣という衣装で揃えてるんだね。
歌天使りんご よくわからないけど、招待状に添えてあったガイドブックにこういう格好で来てね、と書いてあったから。
ファーリリナ あら、あそこには・・・ルーミネイト。
歌天使りんご あら・・・
R0 本当に沢山の人や天使が来てるんだね。
ルーミネイト ・・・やぁ・・・ファーリリナ・・・それと、・・・・。
歌天使りんご りんご・・・プリトナです。
R0 ゼロ・・・R0です。こちらの天界にお世話になっております。
ルーミネイト ・・・うん。2人とも、いつも天界のために尽力してくれてありがとう。
歌天使りんご 私は何も・・
R0 まだこれからです・・・ひとつの良き導きになれるよう努力します。
ルーミネイト うん、これからもよろしくね。
私はこれから"わたあめ"というものを堪能してくるよ。
それじゃあまたね。
ファーリリナ またのちほど♥
歌天使りんご わたあめ・・・何かしらそれ。
R0 ふわふわで密度の低いざらめ糖を用いた甘い食べ物らしいよ。
ファーリリナ もちろん似せて作ってあるだけで、人間界のものとは少し違いますけれどね。
歌天使りんご ・・・・わたあめ・・。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・
天使 な、なに、ものすごい轟音!
天使 きゃーー!あれ悪魔の軍勢じゃない!?
天使 そんなぁ・・・どうして!!?
悪魔 こんなとこでのうのうとお祭り気分かい?いい気なもんだな!
悪魔 ここはもともと俺たちの領域に近い場所。天使等が大勢押し掛けて騒がれちゃたまんねえんだよ!!
歌天使りんご あ・・・・。
ピシッッッ・・・・・!!!!
歌天使りんご 空間が悪魔の領域に呑み込まれた・・
パトリ やっほーーー、出てきてあげたよ。お呼びじゃないかと思ってね。
歌天使りんご あ。
パトリ あれ、片羽ちゃんたちじゃないやー。
この空間、進入者防ぐために複雑化しすぎなんだよね。
勘が鈍っちゃうじゃんもー。
歌天使りんご ・・・・・。
パトリ ・・・てか君だれだっけ?片羽ちゃんの仲間?
歌天使りんご えいっ!
ドゴァアアっっっっ・・・!!!!
パトリ ・・・っっぶな!!いきなし攻撃・・!?
でボクの質問はスルー?
歌天使りんご 悪魔と話すことは何もありません。ガッ!
パトリ のぁぁあわわわ。もう容赦ないな。
可愛い女の子の姿してそんな荒っぽい攻撃はよくないよ〜?
歌天使りんご 問答無用。ガッ!ズガッッ!!
パトリ おっと・・よっと・・・ふぅ、君の攻撃パターン読めてきたかも。
ふふん♪ど〜ぉする〜??
もう君の不意打ち当たらないかも!
歌天使りんご ・・・・・。(タタッ・・)
パトリ ・・・ってえええ!?ちょっと急に逃げるって何さ!
ボクのこと無視?無視する気!!?ちょっと・・
そそくさと立ち去るりんごを追いかけるパトリ・・
歌天使りんご ・・・む。ついてこないで。
パトリ 君ってばさー、何考えてるのかわっかんないんだよね〜、
片羽ちゃんの心読むのはラックショーなのにさ。
歌天使りんご (どうでもいい・・)
パトリ ねえね、そんなに急いで・・・・どこいくのっかな!?えいっ!!(ゴゴッゴアアアア・・!
すごい音とともに、パトリの魔法で頑丈な高い壁がりんごの前に現れる。
歌天使りんご ・・・ガスッ!(右手で壁をぱーーーんち!)
ガラ・・・ガラ・・・(りんごの一撃で崩れ始める壁)
パトリ ・・・・・うっそーーーーん。
ライカ パトリちゃん。
パトリ ・・・ん?
ライカ アナタの好きなコ見つけちゃったっ♥
パトリ 片羽ちん?今はそれどころじゃなくってー
ライカ あら・・ウワキ中?♥
パトリ そんなとこ〜、だから邪魔してくんないで。殺しちゃうよ。
ライカ でもあのりんごって子、もうとっくに別空間へ移動しちゃったみた〜〜い♥
ウフッ、ザンネン♪
パトリ ・・・・・・。ワザとやったんだな。
ライカ ・・・なんのことォ〜〜???
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レナシー う〜ん、・・・・ねむい。
ダンテ ・・・な!あそこにいるのは・・!?
ノルディ 半天使クンいたの?
ダンテ 死神レナシーとかいう大災厄!
レッド へー、ふつうの女にしか見えねえ!いっちょナンパしてみっか!
ダンテ は?ちょっと待・・・!
ノルディ なんでレッドだけいるんだか。
ダンテ しかたないだろ。はぐれたり再会したりしてるうちに段々変なメンバーに・・。
ブラウン ごめんねぇ〜〜〜ん♥♥レッドさん以外見失っちゃってえ・・♥♥
ダンテ ・・・・・・・・・。し、仕方ないだろ。
ノルディ ・・・まあいいけど。あ、レッドがいつものようにフられたみたいよ。
ダンテ 待てっ。逃がすな。追いかけろ。
ノルディ はぁ・・・まったく。ナンパ男その2ってやつ?
ダンテ なにっ・・!!消えただとっっ!!
ノルディ ナンパ男その2もフラれたってわけね。
レッド ぐぅぅぅぅ〜〜〜〜〜フラれた・・・・!!ちきしょ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
ダンテ きっとどこかにいるはずだ。奴の気配を辿って追いついてみせる。
レッド くっそー・・・・しかたねぇ、次がある!!!!
ノルディ 案外ダンテの方が女々しいのかしら。
ブラウン あらぁ、ダンテさんがどこかへ行っちゃうわん。
ノルディ もう追いかけるのも面倒ね。放っとけば。
レッド 次こそはぜってー成功させ・・・・
レッド させ・・・・・・・。・・・・・・ん??
ブラウン でも急に暗闇に変わっちゃってびっくり〜
ノルディ どうせ悪魔どもが悪さでもしてんでしょ。
レッド こここ・・・これはもしや・・・・・・ゆ、ゆゆゆゆゆゆゆゆ・・・・・夢にまでみた・・・・・・・・
レッド ハーレム!!!???
ダンテ くそぉ見失った!!
レッド アアアアア!!!!!!
ダンテ ・・・な、なんだ、いきなり変な声を出して!?
レッド お。・・・・おれの・・・ハーレムがっっ・・・!!!!!
ノルディ お帰りダンテ。帰ってこなくてもよかったんだけど。
ブラウン お帰りなさ〜〜〜い♥♥
ーーこうして、レッドのハーレム状態は3秒で終わった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヴァイオレット うお〜〜〜〜ん、どこですかここ〜〜!!?
イコン 落ち着いてヴァイオレット、悪魔が空間をめちゃくちゃにしてるんだよ。
アレガ Zzzzz....Zzzzz...
ヴァイオレット アレガさ〜ん・・!こんなとこで寝ないで・・!
イコン 気持ちよさそう。ぼくも寝よっかな。
ヴァイオレット イコンまで!!?あ、じゃあぼくも・・。
ヴァイオレット ・・・ってそーじゃないですよね?これってぼくたちが
なんとかしないといけない事態っぽくないですか??
イコン わあ、ヴァイオレットはまじめだね〜
ヴァイオレット そ・・そうですよ、ローザ先輩がぴんちかもしれないし・・・!
イコン ・・・ローザ?・・・・ふふっ。
ヴァイオレットはほんと、ローザのことを慕ってるんだ。
ヴァイオレット え・・?・・・あ、いいいえ、そのあの・・・・・・
イコン がんばって、騎士さん。お守りに補助魔法かけてあげる。
そういうとイコンはにっこり微笑んで、両手でゆっくり円を描く。
ヴァイオレット わぁ・・・・あったかい、なんですかこれ。
イコン じゃあいっておいで。騎士さん。ぼくはアレガと一緒にここでまってるから。
ヴァイオレット ええー、イコンも一緒に行きましょうよ〜
イコン ・・・ふふ、ぼくにもいろいろ事情があってね。今回は一人で頑張って。
ヴァイオレット ・・・?・・・よくわかんないけど・・・・ローザ先輩だけでも探し出してきます!
イコン がんばって〜
ヴァイオレットの姿が見えなくなった途端、悲しそうな表情のイコン。それを知ってか知らずか、アレガは横で狸寝入りをしていた。
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ローザ え〜〜〜い☆☆
ブルー ・・・・・・・・。
ローザ う〜ん、悪魔たちってばほんとイタズラ好きよねぇ〜、こ〜んなに空間をめちゃくちゃにしちゃって〜
ブルー あ・・・誰か来た。
R0 ・・・あれ?ここにもりんごはいなさそうだね・・。
ファーリリナ 急に見失ってしまいました・・不覚ですわ。
ローザ あら〜ファーリリナ様〜ごきげんよう〜♥
ファーリリナ まぁ♥ローザ!ごきげんよう・・♥♥
ローザ にこにこ・・♥
ファーリリナ にこにこ・・・♥♥
ブルー ・・・仲睦まじい・・。
R0 あれ、なんか天使がこっちにやってくるよ。
ハルフェ ・・・ごめん。みんな。
ローザ ハルフェ!大丈夫だった?
ハルフェ なるべく沢山の天使を招待してにぎやかに楽しんでもらうつもりだったんだ。
ハルフェ だけどその中に堕天使が混じってたみたいで・・・、堕天使が悪魔を呼び寄せちゃったみたい。ごめんよ。
ローザ うふふ♥みんなこうして無事だから気にしないで☆☆ね?
ファーリリナ ええ。あなたのお陰でとても珍しい体験させていただきましたわ♥
R0 ・・それにしても、はぐれた仲間たちが心配だね。
ファーリリナ そうですね、こう混乱した空間だと、気配も辿れませんし・・。
ハルフェ とりあえず、悪さをしてる悪魔たちの親玉を見つけだしてなんとかしないと・・・
ローザ じゃ、私たちも手伝うわ☆
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ヴァイオレット ・・・・はれ?
歌天使りんご ・・・・あら。
ヴァイオレット ・・・・・・・・・・・・・・。
歌天使りんご ・・・・・・・・・・。
ヴァイオレット ・・・・・・あ、あの、ローザ先輩・・・知りませんか・・・?
歌天使りんご ・・・・知らない・・。ごめんなさい。
ヴァイオレット い・・、いえ、いいんです。知らないならそれで・・・。
歌天使りんご ・・・・・・・・。
ヴァイオレット ・・・・・・・・・・・・・。
歌天使りんご ・・・・・・・。
ヴァイオレット あ、ええとぉ・・・・。
歌天使りんご ・・・何か来ます。
ーそう言うと同時に巨大なシールドを展開するりんご。
・・・・ゴガガガガガゴゴゴゴゴゴッッ!!
ヴァイオレット うひゃああああっっ!!!?
ヴァイオレット ・・・・な、なんですかさっきの?!すっごい破裂音が・・・。
ふと見上げるとりんごが巨大な薄緑のシールドで外からの攻撃を粉砕していた。
ヴァイオレット ・・・・え、え???いったい何が・・・
パトリ ビ〜〜〜〜〜ンゴ!!2匹同時にゲットぉ〜〜〜〜♪♪ぼくちんついてるゥ〜♪
歌天使りんご しつこい悪魔・・・・。
ヴァイオレット パトリ・・・!
パトリ 悪口は小声じゃなくて大声でいいなよ赤髪の子!(バリバリバリ・・・!)ドカン!!!
歌天使りんご (ギュルギュルギュル)・・・・ウルサい。
パトリとりんごはふつうに会話しながらどでかい攻防を繰り広げていた
パトリ (ギギギギギ・・・。)ククっ、それにしてもさぁ、赤髪って、異端の象徴みた〜い。
何で好き好んで赤髪?魔女狩りのよ〜に阿鼻叫喚の中焼き尽くされてみる?
歌天使りんご ・・・・・・。
ヴァイオレット ・・・あ、赤髪の人にしつれーですそれ。
歌天使りんご ヴァイオレット。
ヴァイオレット あ・・はい。
歌天使りんご 相手にしないの。相手は感情を貶め逆撫でて、自分を見失うのを望んでる。
ヴァイオレット ・・・・あ・・・う。
パトリ ・・・・冷静ぶっちゃって。ほんとーーは隠してるくせに。見えるよぼくには。君の、恐怖!(ガッッッ!!!
歌天使りんご うっ・・・
猛攻撃に少し吹き飛ばされるりんご。
歌天使りんご ・・赤髪は、誇りと、信念のしるし。
麗しき赤は美と情熱。誰にも曲げることの出来ない信念。例えどれだけ踏みにじられようとも。それは汚れることなく生き続ける。
歌天使りんご 私たちは自分自身に、誇りと信念を持って生きているの。誰に汚されることも、貶められることもない、誇り高い存在なのよ。
歌天使りんご どんな個性も、どんな色も、どんな髪も。そうあなたたちも!
パトリ ・・・・うっげぇ・・。
パトリの猛攻撃が一瞬止んだ。
パトリ ぼくそういうの大っきらい。美化ってやつ?
美しいことばで飾りたてちゃってきっも〜〜〜い!!
パトリ その言葉の裏にある醜いおまえを見せてみなよ!!
そして再び始まる猛攻撃、続く攻防。
ヴァイオレット ・・・・。
ヴァイオレット ・・・あれ、ぼくって・・・、お呼びじゃない?
歌天使りんご ガガガガ・・・・・!!!!
パトリ スゴゴゴッッゴゴゴゴ!!!!!
ヴァイオレット あ・・・なんかりんごさんだけですっごく間に合ってそうですよねぇ〜?
主人公が活躍しない展開とかアリですかぁ・・???
歌天使りんご ギギギギギガガガガアア!!!!!
パトリ ドゴドゴドゴドゴ・・・!!!!
ヴァイオレット ・・・って聞いてないですよね、ええそうでしょうねぇ〜。
ヴァイオレット ・・・・・・・・・。
ヴァイオレット ・・・・・。
ヴァイオレット よぉ〜し、今のうちにローザ先輩さがしにいこ〜っと・・・・・。
ライカ それはダァ〜〜メ♥
ヴァイオレット え、誰ですか??
ライカ キミがうわさの片羽クン?鈍くさくってダッサ〜イ感じだから間違いないよね〜?
ヴァイオレット ほ・・・ほんと悪魔っていちいち失礼・・・
ライカ ウフッ♥ごめんごめん〜〜♥♥
でもローザって天使ならぁ〜さっき悪魔が魔界へさらっていっちゃったけどぉ〜?どうするゥ〜〜??
ヴァイオレット あ、悪魔典型のウソですよね、ぼく魔界生活長いんで。それじゃ。
ライカ 待ったぁ〜☆
ヴァイオレット ・・・・え?
ライカの合図と共にヴァイオレットの周りに鉄格子が現れ彼を取り囲んで覆った。
ヴァイオレット な・・・なんのまねですか・・。
ライカ アナタ半分天使なんでしょ〜?
煮て焼いて食べちゃおっかな〜☆☆
ライカ 特に天使の羽、私が独り占めなんてオイシそう♥♥
ヴァイオレット うう・・・いつも魔界でやられてるパターン・・・・。
ライカ じゃあとりあえず〜半天使クンは化石になっちゃって☆☆
ヴァイオレット ・・・えっ・・・!!!!?
ライカ ヒュイヒュイヒュイヒュイ・・・・・ズゴーーーーーーーーーーーーン・・・!!!!!!
けたたましい音と共に辺り一面ライカの攻撃の影響を受けた。
パトリ ちょ、横から邪魔しないでくれるライカ。・・うわっ
歌天使りんご バシッ!よそ見なんて余裕あるんですね。
パトリ あはは!すっかりぼくに夢中?
ライカ っ!?
ーその時、ライカが放ったはずの攻撃がそのままライカに反射して・・・・
ライカ きゃあああああああああっっ・・・!!!!!
パトリ ・・・!
歌天使りんご ・・・・!?
灰のように黒くなって力無く地面に叩きつけられたライカ。
パトリ ・・・・。
歌天使りんご ・・・・・・・。
パトリはいったん攻撃をやめて状況を把握しようと撤退の姿勢を見せた・・・。その時。
ライカ ・・・・・ゆるさない。
パトリ ライカ?
ライカ 許さない許さない許さないーー・・・・!!
ライカ あたしをコケにしたらどうなるか、思い知らせてやるからーっ・・・!
パトリ ・・・はぁ?ちょっ・・ムキになんのやめろってば・・・!メンドイ奴!そんなデカい攻撃放ったらぼくたち全員・・・!
歌天使りんご いけない・・・・まに・・・・あわない・・・!
ライカのでっかい攻撃が大きなひとかたまりとなって集まり、この空間ごと何もかも破壊し尽くそうとしている。
パトリ ・・・・ぼくしっらな〜〜〜い!
パトリは一目散に一人だけ逃げた。
りんごは防御壁を必死で作るがライカの巨大魔法に追いつけない。
ライカ いっっけええええええええ〜〜〜〜〜!!!!!
歌天使りんご ・・・・・!
・・・・あたりは一面真っ白になった
りんごは自分が無念だった。守りたいものが守れなかった。
赤髪の赤は彼女にとっての誇りそのもの。
生きてきた信念。正しき心。
どんなに踏みにじられても曲がることのなかった、本当の、強さ。
彼女だけが知っている、誇り高き象徴。


―――――うたが、でなくなるの、ときどきこわい。



うたが、枯れちゃう。

豊かな泉が、ぽつんととぎれて、ハーモニーと調和から切り離される。


ひとりぼっち。




とたんにあたりはまっくらで、なにもみえないの。

とたんになにもかも不安になってすべてこわくなる。




でもいつもそばにいて、それをみつけだすのはじぶん。

はげまして、ゆうきをだして。かなえられるのはじぶん。



そうなんにもこわくないから。さあ歌いましょう。



自分をさらけだすの。もう何もおそれなくていい。



わたしがまもるのよ。すべて。大切なものすべて。
わたしがまもる。わたしが癒す。私が奏でる!


決意の赤髪がはためいていた。
その時、中央でゆっくりと何かが光り始めた。
歌天使りんご mel ck rzlo pi ---zalisgh fju------
歌天使りんご io az gea pe quenra ah vcix--------



言葉はわからないが振動から伝わるメロディーはとてもやさしかった・・。



小さなひかりがゆっくり暖かい光となって太陽のように姿を現した。


その傍らで、密かにルーミネイトとファーリリナたちが補助をしてくれていた。


りんごから発せられるやさしい光は
ルーミネイトやファーリリナたちの暖かい補助の力と合わさり、
ゆっくりと空間を修復していった。悪魔たちは一目散に逃げてゆく。



歌はつづく。やさしくゆっくりとつづいてゆく。
自分の音色で、気取らず焦らず、ありのままの声で。


自分のなかにある、ちいさな愛を、世界に行き渡らせる。
おびえながら、頼りなく、ゆっくりと、でも確実に。やさしく。


ファーリリナはうれしそうだった。誇らしげにりんごを見ていた。
ルーミネイトは懐かしそうに笑っていた。


息を潜めてあちこちで身を隠していた天使たちは
あたたかい光に包まれた空間で一気に元気を取り戻していた。


もう逃げ隠れしなくていいんだ!悪魔どもは去った!ぼくたちは自由だ。


ほっとして、安心して、各々、にっこり笑ってちょっと賑やかになる。


ある者は踊りだし、ある者はもとのお祭りを楽しもうと空間修復を手伝いはじめる。


光は大きな空間まるごと飲み込んですべてを包み込んで修復し、癒し、与え、
あったかくしたあとに、すぅーっと小さくなり最後はりんごの中に戻った。


りんごの横には半天使ヴァイオレットがちょこんと倒れていた。


ヴァイオレット ・・・・・・・ん・・・。
ヴァイオレット ・・・・・あれ・・・・・。
・・・・ぼく、・・・気絶してた・・・??
ヴァイオレット ・・・・えと・・・・どうしてぼくここに・・・・・・・。
ヴァイオレット はっ!そうだった!確か悪魔にすっごい攻撃されて気絶して・・・・!!!
ヴァイオレット あれ・・・。何ともない?あれ?あれ??
ヴァイオレット ・・・・ありゃ・・・空間も・・・なんともない、お祭り・・・夜店・・・・・・。いつも通り。
ヴァイオレット ・・・・ぼく途中から夢でもみてたのかな??
ヴァイオレット なんかすっごく心地よいものに抱かれてた気がするんですけど・・・ま、いっか。
歌天使りんご ・・・・。
ヴァイオレット あ、りんごさん。あのぉ〜ローザ先輩知りませんか?・・・・って寝てる!?
歌天使りんご ・・・すやすや・・・。
ファーリリナ あらあら、彼女は私がお運びします。
ルーミネイト 私も・・、お祭り堪能できたし、そろそろ帰ろうかな。
ヴァイオレット ・・・・・・・!
ファーリリナ それじゃあ、ごきげんよう、ヴァイオレットさん。
ルーミネイト ヴァイオレット、また後でね。それじゃあ。
ヴァイオレット ・・・・・・・。
ヴァイオレット ・・・・・・・・ぼくまた夢でも見てるんでしょーか。
さっきファーリリナ様とルーミネイト様が・・・。
大天使が2人もそろって・・・。
ヴァイオレット ・・・ふるふる。じゃなくって!ローザ先輩探さないと・・・・ってあれ、なんでローザ先輩探すんでしたっけ??
ヴァイオレット ・・・んまあいいや、ローザせんぱ〜〜〜〜い!どこですかぁぁ〜〜〜!?
otoko.jpg ・・・・・・・・・。
堕天使B ・・・・・・。
堕天使B いけ好かないな。アレ。何もかも台無しだ。
堕天使A 次の機会があるっショ!めげないめげない!
堕天使B ・・・・ふん。
みんなが再びはしゃいでいるその裏で2人の堕天使が密かにそう言いその場を去っていった。
ーーーー一方、休んでいたりんごのところへお見舞いにきた天使たち。
R0 りんごは、大きな魔法を使いすぎだよ。
歌天使りんご ・・・・む。これが私のやり方です・・。
ファーリリナ りんごの容赦ない攻撃は悪魔たちを怯ませ、味方を勇気づけていますわ。
R0 でも、いつも倒れていたらもたないと思うよ。
歌天使りんご ・・・・申し訳ありません。私の実力不足です。
R0 実力不足というより力の配分が問題というか・・・
歌天使りんご ぷい・・・。
R0 あ・・ごめん。
ファーリリナ まあ、拗ねてるりんごも可愛らしいこと。
歌天使りんご ・・・ファーリリナ・・。
R0 ふふ、今度は照れた。
歌天使りんご ・・・・・・む。
りんごのお見舞いの部屋ではこんな和気藹々としたムードが始終続いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ダンテ ・・・・・・・。
ダンテ ・・・・それでだ、お前の連れたちはどこにいった?
ダンテ は?い、いや、気になるわけでは。
ダンテ ・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ダンテ (・・・・・な、なんなんだこの空気!めちゃくちゃやりづらい・・・)
ダンテ !?・・・い、いや、別に。
ダンテ (さっきの心の声に感づいたのか??・・・妙にするどい。)
ダンテ (こいつ横目で見てるぞ・・、一見見ていないふりをしつつ
うっすらと横目で鋭い視線を送るという高度なテクニック・・・!)
ダンテ (あ、あわてるな、べつに、心が見透かされてるわけではないんだからな・・・!)
ダンテ と、透視!?
ダンテ は?・・・あ、ああ、夜店のことか。なんだ。
ダンテ ・・・・っていない!?どこだ!?まさか空間移動が!?
ダンテ ギャッッ!!?おい!いきなり俺の背後に立つな!!
ダンテ 常識的なコミュニケーションというものがあるだろ。背後の耳元でいきなりつぶやくのは常識的なコミュニケーションではない!
ダンテ はぁ・・??!誰もそんなこと言っとらんだろうが!
ダンテ な・・そんなことに天使の貴重な力が使えるか!
ダンテ ・・・・・・。す、すまん・・・・。
ダンテ (なんなんだ、なんだこの調子狂う感じは・・!)
ダンテ ん・・?あ・・ああ、まあな。
ダンテ ・・・・・・・・・・・・・。
ダンテ (・・・・な、何なんだこのめんどくさい女は!!?)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヴァイオレット えへへ♥よかったです・・ローザ先輩がいて!
ローザ んもー、ヴァイリン、私も心配しちゃった☆
イコン ぼくたちは大丈夫だったよ。ヴァイオレットは?
ヴァイオレット え?あ、別に元気いっぱいですよ・・?
イコン ・・・ふふ、それはよかった。
ノルディ もう最初っから色んなメンツとくっついたり離れたりして、結局あんたたちと再会したってわけね。
ヴァイオレット えへへ、ノルディさんも一緒だったんですね。
ノルディ あら、やけにうれしそうじゃない?
ヴァイオレット ・・・ええー?そうですか?
ヴァイオレット ・・・なんかわかんないんですけど、長い道のりを経てやっと再会出来たような喜びがあるんですよ。
ヴァイオレット なんかいいなぁやっぱり、こういうの。
ヴァイオレット こういう何気ない、当たり前の、あったかい感じがホントは掛け替えのない大切な宝物なんですよね。
ノルディ ・・・なに改まっていきなり。
ローザ 私も思うわ〜☆みんなで笑いあったりおしゃべりしたり、こういう時間ってとってもしあわせよね☆
ヴァイオレット はい、ローザ先輩と再び巡り会えて、ぼくうれしいです・・!
ローザ うふふ、出会いの神様に感謝しないとね☆
ヴァイオレット 出会いの神様?
ローザ くっついたり離れたり、また巡り会ったり、縁ってふしぎよね〜、
たまに言うのよね、出会いの神様が巡り会わせてくれたんだってね。
ヴァイオレット へぇ〜〜〜、いっとき離れちゃったから、一緒にいるありがたみもわかるのかもですね。
ローザ その為に一時の別れがあるのかもね。
ヴァイオレット 再会したら、今までよりもっと、しあわせい〜〜〜っぱいですもんね〜〜!
ローザ 一時寂しくっても、後でめいっぱい喜びを味わうためのプレゼントなのかもね☆
ヴァイオレット プレゼントかぁ〜〜〜。そうですよね。
ぼく、今度から一人になったときは、
ローザ先輩と再び巡り会えた時のこと考えて元気出します!
ローザ そうね!その意気よヴァイリン☆
ノルディ ・・・・なんか照れくさい会話。
ピスミ ハートが飛び交ってるわね。
ノルディ ピスミ、あんたいたの。
ピスミ いたにはいたのよ・・。発言するチャンスがなかっただけ。こんな雰囲気だもの。
ノルディ 天界もけっこー平和ね。
ピスミ 脳天気だけど、捨てたものじゃないわ。
ノルディ あたしたちの、大事な場所。よね。
ピスミ ・・・・いつも当たり前のようにいるから気づかないけれど。
ノルディ ちょっとは大切に思っておこうかな。天界の平和も。
ピスミ 安寧は、静けさと調和をもたらす大事なものよね。
ノルディ じゃ、私はひとっ飛びしてくるわ。
ピスミ ・・・いってらっしゃい。
ノルディ エキサイティングな夜を!
ピスミ 安息の夜を。
―――――こうして、夏祭りの夜は、賑やかに幕を閉じたのでした。


♥ごっくーキャラクター人気投票実施中♪♥
↓今回気に入った&気になったキャラがいればクリックで投票!☆

ヴァイオレット ローザ ダンテ イコン りんご ノルディ ルーミネイト パトリ ライカ
ヴァイオレットローザダンテイコンりんご ノルディルーミネイトパトリライカ

レッド ブルー イエロー ブラック ホワイト ピンク パープル オレンジ ブラウン ネイビー
レッドブルーイエローブラックホワイト ピンクパープルオレンジブラウンネイビー

モリメ ピスミ テッペ アレガ R0 ファーリリナ R0
モリメピスミテッペアレガレナシーファーリリナR0(ゼロ)


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