７人の小人たちのところに押し入り強盗を…
じゃなく小人たちのすみかをぶんどり、立てこもっていたところ、
魔女に引きずり出されて、通りすがりのヴァイオ王子様と出会うのでした・・。
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そら、ダンテ姫、あの王子の召使いになりなさい、 そうすればダンテ姫が実は男でしかも王権まで狙ってたことは黙っててアゲル★ |
| （なんか弱そうなヤツ…、アイツの持ち物全部奪った末に人質にとってやろう・・） |
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| こら、聞こえてるわよ姫、女の子のくせに節操がないわねぇ。 |
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| （ちっ、さっき男って言ったばかりだろ。） |
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| 素敵な方だ、是非姫として迎えたい。 |
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ほぉ、それは・・素敵な話だと思います。 （どうせ王に取って代わるならわからず屋で老獪なクソオヤジより こっちの方が楽かもしれん・・こいつ頭弱そうだし・・） |
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| こころが汚すぎよ姫、さすがに千年生きた魔女の私も貴方の黒さにびっくりだわ。 |
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| それでは参りましょう、ぼくの弟が待っております。 |
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| ・・・・・・は？ |
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| いってらっしゃい、おしあわせに♥ |
| −−ヴァイオレット王子のお城−− | |
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ダンテ姫・・とおっしゃいましたか、ご紹介します、 こちらが我が弟で第五王子であらせられるぷりんす山田です。 |
| こんちあーーーっす |
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（・・・・・なんだこいつ・・!!!?? は・・鼻水が垂れてるぞ、というかヴァイなんとか王子より明らかに年上に見えるが・・ ・・いやそれよりも第五王子だと！！！！？？） |
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ぷりんす山田、あなたのお嫁になる人を連れてきましたよ、 せっかくですから今すぐ挙式をあげましょう、あなたにもようやく姫ができましたね・・！ |
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| えぇ・・？こいつと結婚するんス？ |
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（お前にそんな嫌そうな目で見られる覚えはないぞ！！ お前より俺のほうが・・いやわたくしの方が遥かに上物だろう！！！！） |
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そうですよ、山田ももうすぐ王位継承権を放棄して 熱帯地方の南ジャングルに引っ越すんですよね。 その前にぜひとも、と思ってですね。 |
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| あ、へい、俺南のジャングルでオラウータンの子孫を残すのが夢なんでっス |
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| （オラウータンっ・・！！！！？？ ・・子孫っっ・・！！！？？？？） |
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| うん素敵な夢ですね、オラウータンのこどもを産むのはちょっと大変でしょうけれど、ダンテ姫なら出来るでしょう！ |
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| あ、じゃ・・さっそく挙式？っすだね。 |
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| だね、今召使いたちに用意させてるよ、・・・・ってあれ？ダンテ姫はどこかな・・？？ |
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| ・・・・いないっす！ |
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| ・・・・いけない、やっぱりオラウータンじゃなくてゴリラあたりにすべきだったんだよ山田！！ |
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| 俺、よくばりすぎました・・。 |
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きっとダンテ姫もわかってくれるよ！ さあ探そうか、きっとどこかで恥ずかしがって隠れているんだよ。 |
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| へーーい！ |
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| 君たちも城内外含め全ての場所を探しつくしてダンテ姫を見つけてくれ、半時後には挙式の準備が整うからね。 |
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家臣 一同 | かしこまりましたっっっ！！！！！ |
| −−−−つづく−−−− |